076【年金】将来の年金はいくら?厚生年金・国民年金の計算方法と老後の備え方

保険・年金

少子高齢化が進む今、「自分の年金は将来どれくらいもらえるのか」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか?

この記事では、厚生年金と国民年金の受給額の目安や計算方法を、初心者にもわかりやすく解説

さらに、老後資金の備えに役立つ制度や考え方も紹介します。

年金はいくらもらえるのか?まずは基本を確認

年金の受給額は、大きく分けて次の2つによって決まります。

区分決定要素備考
国民年金保険料は一律、納付期間で変動満額は40年間(480ヶ月)納付時
厚生年金給与・賞与に連動して保険料決定年収・加入年数で個人差大

国民年金の受給額(2024年度)

2024年度の満額支給額(40年間納付)は以下の通りです。

年金種別年額(2024年度)月額換算
国民年金約80万3,600円約66,966円

厚生年金の受給額目安

厚生年金には、国民年金の基礎年金+報酬比例部分が含まれます。

平均年収(目安)加入年数年間受給額(目安)
400万円40年約150万円
500万円40年約180万円
600万円40年約210万円

※実際の金額は加入年数や保険料納付状況により変わります。詳細は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認しましょう。


受給開始時期を調整するメリット・デメリット

年金は原則65歳から受給できますが、繰り上げや繰り下げも可能です。

受給方式開始年齢増減率(2024年度)特徴
繰り上げ60~64歳月0.4%減額(最大▲24%)早く受け取れるが総額は減る
通常65歳変動なし標準的な受け取り
繰り下げ66~75歳月0.7%増額(最大+84%)受給額が大きくなるが開始は遅くなる

将来の不安を減らす3つの備え方

1. 「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認

毎年送付される「ねんきん定期便」や、オンラインで確認できる「ねんきんネット」で、自分の年金見込み額を把握できます。


2. iDeCoや新NISAを活用しよう

年金だけでは不足する可能性があるため、自分で資産をつくる制度の活用も重要です。

制度名特徴注意点
iDeCo掛金が全額所得控除、老後に備えやすい原則60歳まで引き出せない
新NISA非課税で投資できる、流動性が高い投資リスクがある、制度の理解が必要

3. 支出を見直す

老後の支出を抑えることも大切です。たとえば、以下のような方法があります。

  • サブスクや保険の見直し
  • 格安スマホの利用
  • 固定費(家賃・光熱費)の最適化

まとめ:将来の年金に備える第一歩は「知ること」

年金制度を正しく理解することで、「なんとなくの不安」は大きく減らせます。

  • まずは自分の受給額の目安を確認
  • 受け取り時期の調整で老後資金を最適化
  • iDeCoや新NISAで自分でも備える
  • 支出の見直しで無理のない生活設計を

未来は不透明でも、「備える力」は今すぐにでも身につけられます。


最後までお読みいただきありがとうございました。

この情報が、あなたの将来設計に少しでも役立てば嬉しいです。

今日も良い一日になりますように。

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